熱しやすく冷めやすいあなたへ。30代HSS型HSPが「自分らしさの迷子」から抜け出す棚卸し術

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「熱しやすく冷めやすい」。器用貧乏な自分に嫌気がさしていませんか?

30代。周りを見渡せば、一つの仕事を長く続けて「専門家」と呼ばれるようになった友人や、特定の趣味を極めてライフワークにしている人たちが眩しく見えますよね。

それに比べて、自分はどうだろう。

面白そう!と飛びついてはみたものの、どれも中途半端。資格の勉強を始めてもテキストを半分進めたところで満足してしまったり、新しい仕事に就いても、業務のコツを掴んだ途端に急激に色褪せて見えてしまったり。

「私って、結局何がしたいんだろう?」 「また続かなかった。なんて自分は根気がないんだろう」

履歴書に書けるような突き抜けたスキルも、これといった専門性もなく、「何者にもなれていない自分」への焦り。夜、一人で部屋にいると、そんな自己嫌悪の波が押し寄せてきて、ため息をつきたくなる経験はありませんか?

「器用貧乏」「飽きっぽい」「熱しやすく冷めやすい」そう自分にレッテルを貼り、人生の迷子になっているあなたへ。色々なことに手を出しては落ち込んでいた私から、まず伝えたいことがあります。

それは、「あなたが悪いわけではなく、あなたの気質がそうさせているだけ」ということです。

なぜHSS型HSPは「本当にやりたいこと」がわからないのか?その本当の理由

私たちHSS型HSP(あるいはINFJ、INFPといった複雑な繊細さを持つ気質)が、なぜ「やりたいこと」を見失いやすいのか。それは、自分の中に相反する強いエネルギーを抱えているからです。

1. 好奇心のアンテナが多すぎて「一つ」に絞れない

HSS型(刺激追求型)の気質は、未知の世界に対するアンテナが人一倍敏感です。
「あれも面白そう!」「これもやってみたい!」と、世の中のあらゆることに魅力を感じてしまいます。

例えるなら、美味しそうな料理が並ぶビュッフェ会場で、お皿いっぱいに料理を乗せようとしている状態です。しかし、いざ食べようとすると、HSP(繊細・敏感)の気質が顔を出して「こんなに食べ切れない」「味が混ざって疲れてしまう」と容量オーバーを起こします。

選択肢が多すぎるあまり、結局「今、自分が一番食べたいもの(=やりたいこと)」がわからなくなってしまうのです。

2. 70点で満足してしまい、極める前に「飽き」が来る

HSS型HSPは、直感力に優れ、物事の全体像を把握するのがとても得意です。そのため、新しいことを始めても、人より早く「大体のコツ」を掴んでしまいます。

しかし、ここからが問題です。大体の構造を理解し「70点」を取れるようになると、急激に好奇心のメーターが下がってしまうのです。未知だったものが「予測可能なもの」に変わった瞬間、私たちの心は退屈を感じ、「次なる未知の刺激」を求めてしまいます。

周りからは「器用で飲み込みが早いね」と褒められるのに、自分の中では「極めることができない中途半端な人間だ」という虚無感だけが残っていく。これが、「やりたいことがわからない」という迷子状態を深める大きな原因です。

「すぐ飽きる=ダメなこと」という呪いを解こう

日本の社会では、「石の上にも三年」ということわざがあるように、一つのことを長く続けることが美徳とされがちです。だからこそ、いろいろなことに手を出しては移り変わる私たちは、「自分はダメな人間だ」と自己否定を繰り返してしまいます。

でも、本当にそうでしょうか?

見方を変えれば、あなたは「それだけ多くの分野に飛び込む行動力がある」「短期間で本質を掴む理解力がある」ということです。一つの色でキャンバスを塗りつぶすのではなく、たくさんの色を知っている。それは決して「ダメなこと」ではなく、あなただけが持つ美しいグラデーションのような才能の原石です。

まずは、「すぐ飽きる自分」を責めるのを、今日で終わりにしませんか。

30代HSS型HSPが「自分だけの軸」を見つけるための3ステップ

では、「器用貧乏」な私たちが、どうすれば自分だけの「本当の軸」を見つけることができるのでしょうか。そのための具体的な3つのステップをお伝えします。

1. 「やりたいこと」ではなく「苦もなく続けられていること」を探す

「一生を懸けてやりたい熱狂的なこと」を探そうとすると、HSS型の気質はまた必ず「飽き」を迎えて挫折します。探すべきは、情熱ではなく「静かな継続」です。

息をするように自然にやってしまうこと、誰に頼まれなくても調べてしまうこと、無意識に惹かれてしまう本や言葉。そういった「70点の力で、なぜか苦もなくできていること」の中に、あなたの本当の軸が隠れています。

2. 点と点をつなぐ!過去の「飽きたこと」の共通点を棚卸しする

ここが一番重要なポイントです。これまであなたが手を出して、そして「飽きてしまったこと」を、すべてノートに書き出してみてください。

一見バラバラに見える経験たちですが、一歩引いて眺めてみると、そこには必ず「共通点」があります。

例えば、「デザインの勉強をした」「心理学の本を読んだ」「接客のバイトをした」
これらは一見無関係ですが、「人の心を動かす仕組みを知りたかった」「美しいもの、心地よい空間を作りたかった」という根本の欲求(軸)で繋がっているかもしれません。

「何をやったか(How)」ではなく、「なぜそれに惹かれたのか(Why)」を棚卸しすることで、点と点が結びつき、あなただけの星座(軸)が浮かび上がってきます。

3. 一人で悩まず、客観的な「自分のデータ」を知る

とはいえ、自分のことは自分が一番見えないもの。HSPの気質が強いと、過去を振り返るうちに「やっぱりあれもダメだった」とネガティブな反省会に陥ってしまいがちです。

一人で頭の中をグルグルさせて負のループに入る前に、「客観的な視点」を取り入れることが、迷子から抜け出す最短のルートになります。

迷子になっているあなたへ。心がスッと軽くなる「2つのコンパス」

「過去を振り返っても、自分の強みがどうしても見つからない」 「やっぱり自分には何もないんじゃないかと不安になる」

そんな風に心が折れそうになっているあなたへ。私が心からおすすめしたい、自分を知るための「2つのコンパス」をご紹介します。今の生活を変えなくても、すぐに始められる心の整理整頓です。

1. 誰にも知られず「自分の強み」をデータ化する(無料自己分析ツール)

「人と話して深掘りされるのは、まだちょっと怖い…」という方は、無理に誰かに相談する必要はありません。まずはスマホひとつで、あなたの客観的な価値を「データ」として可視化してみませんか?

・ おすすめの使い方 いくつかの質問にポチポチと答えていくだけで、あなたの気質や無意識の行動パターンから「向いている環境」や「隠れた強み」を客観的な数字と文章で導き出してくれます。

・ 利用するメリット 自分では「飽きっぽい」という短所だと思っていた部分が、ツールを通すと「適応能力が高い」「多角的な視点を持てる」という立派な長所として言語化されます。「私にも、ちゃんと社会で活かせる強みがあったんだ」と分かるだけで、それはボロボロになった自己肯定感を温める、あなただけの『お守り』になってくれますよ。夜、お風呂上がりやベッドの中でこっそり試してみてくださいね。

2. プロと一緒に「飽きっぽい自分」のトリセツを作る(キャリアコーチング)

もし、あなたが「一人での自己分析はもう限界」「そろそろ、本気で今後の方向性をクリアにしたい」と感じているなら、プロの伴走者に頼るのが一番です。

・ おすすめの使い方 転職エージェントのように「求人を紹介して終わり」ではありません。あなたの過去の「あれこれ手を出した経験」を否定せず、丁寧にヒアリングしながら、「なぜそれに惹かれ、なぜ飽きたのか」という共通点を一緒に探し出してくれます。

・ 利用するメリット 第三者の、しかもプロの視点が入ることで、自分一人では絶対に気づけなかった「点と点のつながり」が見えてきます。「だから私は、こういう環境だと長続きするんだ!」という、あなた専用の取扱説明書(トリセツ)が完成します。無料相談の段階でも、自分の複雑な気質を理解してもらえる安心感で、思わず涙がこぼれるほどホッとできる場所です。

まとめ:「やりたいこと」は一つじゃなくていい。あなたらしいパレットを作ろう

これまで、たくさん迷って、たくさん自分を責めてきましたよね。

でも、いろいろなことに興味を持ち、飛び込んできたあなたの経験は、決して無駄ではありません。器用貧乏なのではありません。あなたは、人生というパレットに「たくさんの絵の具」をパッチワークのように集めてきたのです。

「やりたいこと」は一つに絞らなくていい。集めてきた色を掛け合わせて、あなたにしか描けないグラデーションを作っていけばいいのです。

ずっと自分の軸がわからず自己嫌悪に陥っていた日々から、少しだけ視線を上げてみませんか。今日、ほんの少しの勇気を出して自分の棚卸しを始めることが、数ヶ月後、あなたが心から納得して笑える毎日へと繋がっていくと信じています。同じ気質を持つ仲間として、あなたの歩みをずっと応援しています。

筆者/管理人
揺れ子

大学卒業後、見事にジョブホッパーになったアラサー。
私と同じような生きにくさを抱える人たちの力になりたい。
推し活に励みながら、将来のために資産運用(高配当株・インデックス)も勉強中。
INFJ | HSS型HSP | マルチポテンシャライト

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